喜多方のレトロ横丁商店街を歩く楽しみ!名物グルメと喫茶文化を味わう散策術も紹介

[PR]

会津

蔵の街・喜多方にあるレトロ横丁商店街は、明治~昭和期の歴史的な店舗や蔵造りの街並みが残る歩いて楽しいエリアです。街灯や電柱の地下化、アーケード撤去などで整備され、外の空気を感じながら散策できます。名物の喜多方ラーメンをはじめ郷土グルメや地元自慢のコーヒーを味わい、昔懐かしい喫茶店でひと息つく――そんな最新情報を押さえながら、商店街散歩を楽しむポイントを紹介します。

喜多方レトロ横丁商店街ってどんな街?

喜多方レトロ横丁商店街は、蔵の街として知られる福島県喜多方市の市街中心部にある小規模な商店街です。仲町・中央通り・しもなんの3つの商店街で構成され、JR喜多方駅から南へ徒歩約15分、川沿いに伸びる県道沿いに全長約840mの範囲で展開します。古くからの蔵や店舗建築が並び、歴史的な景観をそのまま生かしたレトロな雰囲気が魅力です。

昭和62年から長年「ふれあい通り」の愛称で親しまれてきましたが、令和3年(2021年)に公募で街の新愛称「レトロ横丁商店街」が決定。古き良き文化を生かしつつ新しい魅力を創造するテーマのもと、地元商店主らがまちづくりに取り組んでいます。2009年には通りを覆っていたアーケードが撤去され、無散水融雪車道や可動式街路灯、電柱地下化などの整備で歩行者に優しい快適な空間に生まれ変わりました。

商店街の歴史と成り立ち

喜多方は江戸期から会津藩の流通拠点として栄え、酒・味噌などの醸造業や各種工芸が発展した商人の町です。明治~昭和にかけて建てられた立派な店蔵が市内に多く残っており、レトロ横丁商店街はそうした蔵造り店舗が連なる街区です。近年は地域活性化のために古い建物や街並みを大切にしつつ、歩いて楽しい商店街づくりを推進。都会の喧騒から離れ、ノスタルジックな空気の中でゆったりと買い物や食べ歩きを楽しめるスポットとして注目されています。

商店街には小売店や飲食店が多く、中には創業100年以上の老舗もあります。また、地元の職人が営む工芸店や農産物直売所なども点在し、喜多方らしいおみやげ探しも可能です。全長わずか数百メートルのコンパクトなエリアながら、通りは細い路地や小道で縦横につながっていて、散策するほど新しい発見があります。街路には昭和レトロな看板や古い映画ポスターなどが掲示され、古き良き昭和のムードに浸りながら歩くことができます。

周辺風景と建築の見どころ

レトロ横丁商店街の周辺は、蔵と自然が調和した景観が魅力です。商店街の西側には田付川が流れ、東側には重要伝統的建造物群保存地区・小田付(おだづけ)地区が広がります。川沿いの清々しい風景と小田付地区の古い街並みは、まさに喜多方が誇る風物詩。歩いて間もない距離にあるため、散策の合間に立ち寄って両岸の景色を楽しむ人も多いです。

とりわけ街角の蔵造り建築は必見です。黒漆喰や白壁の蔵が連なる様子は写真映えするうえ、看板には地酒や伝統工芸など地元の産品が掲げられ、街全体が“生活の博物館”のよう。夕暮れには街路灯の光が蔵壁を照らし、日中とは違う趣のある風情が味わえます。あえて目的の店まで直行するのではなく、ときには路地に迷い込みながらいくつもの蔵の間を巡るのが、散策の醍醐味と言えるでしょう。

アクセスと基本情報

レトロ横丁商店街への交通アクセスは、喜多方駅から徒歩、または車・バス利用が便利です。JR磐越西線の喜多方駅から商店街までは約1キロ。駅前通りを南へ進み、坂下線へ合流すればすぐです。駅からは徒歩15分ほどですが、無料シャトルバスやタクシーも稼働しており、荷物が多い場合は利用がおすすめです。なお駅周辺には観光案内所もあり、商店街の案内パンフレットが手に入ります。

車利用の場合、磐越自動車道・会津若松ICまたは米沢北ICから国道121号を経由して約20分で喜多方市街地へ。商店街周辺には市営の駐車場(有料)や大型店の駐車場が点在し、週末は満車になることもあるため、満車時は少し離れたところから徒歩で散策を開始するのも手です。また東北方面からの高速バス(新宿発・仙台発)を降りて駅利用するルートもあり、公共交通でもアクセス可能です。

電車・バスでのアクセス

東京方面からは東北新幹線で郡山駅へ向かい、磐越西線に乗り換えて会津若松経由で約3時間半ほど。仙台からも東北新幹線利用で同様に向かえます。新幹線を利用せず高速バスを使う場合、新宿バスターミナルから会津乗換便があり、乗り換え1回で喜多方駅に直行する定期便も出ています。市内は無料観光シャトルバスが商店街付近を巡回する日もあり(事前確認要)、観光には便利です。

喜多方駅から商店街へは、市街地無料巡回バス「まちなか周遊号」やタクシーを使う手もあります。バスの場合、JR駅前発のバス停から「連雀町」行きに乗り、中町または連雀町バス停で下車。商店街まで歩いてすぐです。タクシーなら乗車5分程度で到着し、楽に移動できます。

車でのアクセス・駐車場

車の場合、会津若松ICから国道121号で約20分、米沢方面からも同じく1時間弱で到着可能です。商店街へは県道喜多方会津坂下線(通称国道121号)沿いから直接入るルートがわかりやすく、案内看板も出ています。商店街周辺には「ふれあい通り駐車場」や西新町駐車場など市営駐車場が複数あります(合計200台以上)。いずれも30分単位の有料制ですが、満車になる日もあるので早めの到着が安心です。車を「道の駅喜多の郷」などに駐めて、レンタサイクルやタクシーで訪れるのも一案です。

名物グルメで大満足!喜多方食めぐり

喜多方は全国的にも有名なラーメンの街で、まち歩きの途中で本場の味を楽しむのは旅の醍醐味です。レトロ横丁商店街周辺にも個性豊かなラーメン店が点在し、朝から営業している店もあります。醤油ベースのあっさり味―独特の平打ち多加水麺を使用する「喜多方ラーメン」は、日本遺産にも認定されたご当地グルメ。昭和レトロな雰囲気の店内で、チャーシュー入りの一杯を味わいましょう。

ラーメン以外にも、喜多方ならではの郷土料理が楽しめます。甘口のたれで味付けした「ソースかつ丼」や、自家製の味噌を使った「味噌おでん」、山菜やきのこなど地元食材を生かした田舎料理など、食堂や居酒屋で気軽にいただけます。商店街には地元農家による直売所や漬物屋さんもあり、会津の伝統食材である「蔵味噌」や「麹(こうじ)漬け」などを販売。見学が可能な醤油・味噌蔵も近隣に点在しているので、お土産にするのもおすすめです。

喜多方ラーメン:地元が誇るソウルフード

喜多方ラーメンは昭和22年に誕生したとされ、煮干しの効いたスープと自家製麺が特徴です。醤油スープは透明感があり、何度でも飲み干せるさっぱり感。葱(ねぎ)たっぷりのノリやチャーシューもふんだんに載り、食べ応え十分ながら胃にも優しい味です。商店街にも有名店の暖簾分け店や、昭和の趣を残す小さなラーメン店がいくつかあります。早朝から営業する店もあるので、朝ラー(朝のラーメン)を楽しむ地元の慣習に付き合ってみるのも良いでしょう。

なお近年、喜多方ラーメンは文化庁の「100年フード」に認定され、7月17日が「喜多方ラーメンの日」に制定されました。毎年7月にはレトロ横丁商店街の夏祭りと合わせて「ラーメンの日」1周年記念イベントが開催され、地元ラーメン組合のブースで特別メニューが提供されます。訪れるタイミングが合えば、祭り気分で地元の味を満喫できます。

郷土料理・お土産もチェック

ラーメン以外にも、野菜たっぷりの郷土料理は散策の途中でぜひ味わいたいものです。大きな廃業味噌蔵を改装した「麹蔵カフェ」では、手づくり味噌を使った味噌ラーメンや漬物セットが人気。甘辛いタレのソースかつ丼が名物の食堂は、朝ごはんから営業する店もあります。また夏になればかき氷、冬にはこたつ席で熱々おでんなど、四季折々のご当地グルメを楽しめます。

ショッピングも楽しみながら、地元産の商品をお土産に選ぶのも一興。商店街には手作りの干しリンゴや漬物、銘菓の小豆ようかんなど個性的な地元スイーツ・お菓子の店もあります。清涼飲料としては、内陸地ゆえの軟水を活かした「水出しコーヒー」や地酒づくりの過程で生まれる「甘酒」もぜひ味見したい一品です。

祭りや屋台で使えるグルメ

レトロ横丁商店街では定期的にイベントが行われ、屋台なども多数出店します。お祭りの際には、おなじみの焼きそばや焼き鳥、地元のソウルフードである「磐梯もち」などの屋台が並びます。夏祭りや秋の歩行者天国では多彩な露店が登場し、歩きながら食べ歩きができます。例えば、祭り会場限定のご当地アイスや、昔懐かしい駄菓子屋スタイルのお店なども登場しており、子どもから大人まで楽しめるグルメが目白押しです。

喫茶店・カフェでコーヒーブレイク

喜多方には昔ながらの喫茶店文化が色濃く残っています。レトロ横丁商店街にも「喫茶店くら」など趣ある古民家カフェがあり、店内では飯豊山の伏流水で淹れた自家焙煎コーヒーや手作りケーキを味わえます。ほの暗い木造の店内で過ごす時間は、昭和にタイムスリップしたような心地よさ。店主が一杯ずつ丁寧に淹れるブレンドコーヒーとともに、地元の伝統品である喜多方漆器の器で供されるスイーツを楽しみましょう。

近年は若い世代による個性的なカフェも増えています。蔵造りの建物をリノベーションしたカフェや、店蔵の梁(はり)を生かした開放的な店内で、手づくりスイーツや軽食を提供する店が好評です。これらのお店では地元産のジャムやチーズを使ったメニューもあり、食通を唸らせます。水出しアイスコーヒーや地元産牛乳で作るホットミルクなど、喜多方の名水を活かしたドリンクもぜひ味わいましょう。

昭和レトロな喫茶店

商店街の中には昭和初期創業の喫茶店が残り、昔ながらの雰囲気が魅力です。木造のカウンターや大ぶりな茶器、飾り気のない内装からは「純喫茶」の味わいが漂います。コーヒー一杯300円台のメニューもあり、素朴ながらも深いコクが楽しめる「炭火焙煎コーヒー」も提供。モーニングサービスでトーストや卵サンドを楽しみつつ、のんびり新聞を読む地元客の姿も見られます。煉瓦造りの外観が特徴的な「珈琲専門店レガ」(駅前)も徒歩圏内で、好きな方は足を伸ばしてみて。

地元コーヒースポット巡り

喜多方のおいしい水を使ったこだわりのコーヒー店も増えています。市内には自家焙煎の店が複数あり、豆の種類やブレンドに独自性があります。商店街近くのカフェ「空色カフェ」では、有機栽培の豆を使ったドリップ珈琲に自家製スイーツが評判。隠れ家的な雰囲気の店で、朝からコーヒーと手作りケーキに舌鼓を打つことができます。コーヒー好きなら、小川製作所のコーヒーグラインダーを使い、豆挽きからこだわる店にも注目してみましょう。

蔵造りを活かしたカフェ

古い蔵を改装したカフェも観光客に人気です。例えば、重厚な蔵壁の中に足を踏み入れると、ステンドグラスが輝く非日常空間が広がります。店内には昔懐かしい家具が置かれ、地元デザートとして会津漆器で提供されるパフェやぜんざい、また自家製ジェラートなどがいただけます。蔵カフェは観光案内所兼ショップを併設するところもあり、コーヒー片手に蔵の歴史を解説する展示を見ることもできます。

散策を楽しむポイント

レトロ横丁商店街を最大限に楽しむには、時間をかけてゆっくり歩くのがポイントです。まずは街の中央にある「蔵の屋台通り」あたりからスタート。洋風レンガ造りの外観が目を引く元米蔵や、黒漆喰の蔵壁が連なる路地など、フォトジェニックなスポットが多くあります。

写真映えするポイントは夕暮れ時。日が沈みかけるころ、街灯にともされた店舗蔵が温かな光を放ち、昼間とは違う落ち着いた雰囲気を醸し出します。歩道上には「蔵を楽しむ歩行者天国」の案内板もあり、地図を参考にしながら暗くなる前に町歩きを切り上げて、蔵ライトアップを楽しむのもおすすめです。

おすすめの散策ルート

商店街は細い路地でつながっているため、あえて一筆書きコースを決めず自由に歩くのが楽しいですが、初めての場合はまず中町商店街から中央通り、しもなん商店街へと順に巡るルートが分かりやすいでしょう。途中、路地沿いにひっそりと佇む小店や神社、観光案内所を回りつつ、休憩はレトロな喫茶店や地元のベーカリー、和菓子店で挟むのが良いペースです。商店街から田付川の遊歩道にも抜けられ、自然の風景も同時に楽しめます。

また、喜多方駅方面への帰路には、駅舎前にある「煉瓦(れんが)造りの珈琲店」へ立ち寄ってみましょう。明治期の米蔵を利用した見事な建築で、先述したように工業遺産にも認定されています。川沿いの細道を通って背の高い煉瓦倉庫前まで歩けば、撮影スポットとしても格別。コーヒーでクールダウンしながら街歩きの余韻に浸れます。

歴史的建造物の見どころ

散策の最中、旧家の門や蔵戸(くらど)が公開されているスポットにも注目。青漆喰の蔵壁に大きく描かれた家紋や蔵番札が残る場所では、往時の武家文化を感じ取れます。また一部の貴重な住居蔵では、中に入って伝統工芸品の展示や体験ができるところもあります。普通の観光施設にはない、生活の営みの息吹が伝わる空間ばかりなので、見落とさないようゆっくりと歩くことを心がけましょう。

イベント時の散策ポイント

祭りやイベント開催日に訪れると、路地裏まで賑やかなストリートとなり、普段は閉まっているお店がオープンしたり出店が並びます。人気の屋台には行列ができることもありますが、手持ちの値ごろな紅葉おにぎりや屋台スイーツをつまみ歩きするのもイベント散策のお楽しみ。夜にぼんぼりやネオンサインが灯るレトロ横丁は、昼間とはまた違う幻想的な雰囲気。懐かしの歌謡ショーや山車のイベントも見どころですので、開催日にはライトアップ情報をチェックして出かけると良いでしょう。

年間イベントもチェック

レトロ横丁商店街では、季節に応じてさまざまなイベントが催されています。春と秋には通りを歩行者天国にして「歩行者天国フェスタ」が開かれ、地元飲食店の屋台やフリーマーケット、ステージイベントが並びます。商店街が車道禁止になるので安心して散策でき、伝統的な葵踊りや太鼓演奏なども楽しめます。また夏には「喜多方レトロ横丁」が開かれ、昭和レトロな音楽ライブやファッションショー、縁日縁起も盛りだくさん。広場では自由に盆踊りも踊れ、夜店も充実しています。

そのほか年中行われる催しとして、毎月の早朝に地元農家が集まる「おはようマルシェ(朝市)」があり、7~10月の第4土曜に開催。新鮮野菜や地元パン、お米、手作り工芸品などが並ぶ朝市で、朝食代わりにラーメンを食べたあとにマルシェをのぞくのもおすすめの流れです。春先には雛人形を飾る「ひなの蔵めぐり」、秋には音楽イベントや味覚市など、市民手作りの楽しい催しが目白押し。いつ訪れても何かの祭事に出くわすため、公式サイトや観光案内で最新情報をチェックしてから散策計画を立てると満足度が高まります。

春・秋の歩行者天国

毎年5月と10月頃、商店街と隣接道路が車両通行止めとなり「歩行者天国」が実施されます。両日とも昼前~夕方にかけてさまざまな屋台やワークショップが開かれ、地元住民も巻き込んだフェスティバルムードになります。物産展では隣街の特産品とコラボした限定商品が登場し、ステージでは郷土芸能やご当地音頭の披露も。裏路地に隠れているような小さな神社でも春祭りや秋祭りが行われ、神輿(みこし)が商店街まで練り歩くこともあり、一層にぎやかな雰囲気に包まれます。

喜多方レトロ横丁(夏祭り)

例年7月中旬の週末に開催される「喜多方レトロ横丁」は、喜多方夏祭りの前夜祭的イベントです。テーマは「『昭和』100年だョ!全員集合!」など年ごとに趣向を変え、着ぐるみ仮装コンテストやレトロカーの展示など家族で楽しめる企画が充実しています。夜には商店街をキャンドルでライトアップし、金魚すくいや射的といった縁日要素も登場。地元の酒蔵が酒の屋台を出す「飲み屋横丁」もあり、ビアガーデン感覚で地酒を含むお酒を味わえます。

地元朝市・ほか季節イベント

旬の農産物が並ぶ地元の朝市も散策の穴場スポットです。とくに新米の季節や野沢菜収穫の秋には、手作りの漬物や加工品が店頭に溢れ、観光客にも大人気の種銭市が開かれます。また、春のひな祭りには商店街と近隣地区でひな人形を飾るイベント「ひなの蔵めぐり」が実施され、数十か所のお蔵で雛飾りを公開。冬場には雪が舞う中、蔵の中で甘酒サービスが行われることもあります。喜多方市内では毎月の伝統行事も多いため、商店街散策ついでに各季節の行事を体感するつもりで訪れると、旅の思い出がより深まります。

まとめ

喜多方市のレトロ横丁商店街は、コンパクトながら見どころ満載のエリアです。歴史ある建物やお洒落なカフェ、個性的な店舗が揃い、1日中飽きずに歩き回れます。名物の喜多方ラーメンはもちろん、地元食材を生かしたスイーツや喫茶文化も楽しみのひとつ。イベントが多彩に行われる街なので、訪れるたびに新しい発見があります。最新情報をキャッチしつつ、昭和レトロな雰囲気の中でゆっくり街歩きを満喫してください。

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

TOP
CLOSE