福島市は山や公園、温泉など自然豊かな紅葉スポットがたくさん。磐梯吾妻スカイラインや浄楽園、福島市民家園、あづま総合運動公園の銀杏並木など見事な秋色名所が点在しています。
この記事では家族連れやカップルに最適なスポットを厳選し、撮影に適したポイントやアクセス・駐車場、混雑回避のコツまで詳しく解説します。最新の紅葉情報をチェックしながら、充実した秋のおでかけプランを立てましょう。
紅葉狩りと合わせて名湯も楽しめる飯坂温泉周辺など、地元ならではの情報もお届けします。秋の行楽シーズンにぴったりの情報を満載でお送りします。
目次
福島市の紅葉スポットおすすめランキング
福島市周辺には見事な紅葉が楽しめるスポットがたくさん点在しています。
ここでは定番の名所から自然豊かな絶景まで、おすすめスポットをランキング形式でご紹介します。
家族やカップルで楽しめる場所も多く、秋のおでかけにぴったりです。
磐梯吾妻スカイライン
磐梯吾妻スカイラインは福島市を代表する紅葉ドライブコースです。標高の高いルートを車で走ると、山頂付近から麓まで見事な色づきを順に楽しめます。道中には見晴らしの良い展望台があり、赤や黄に染まる山々のパノラマが一望できます。展望台までは舗装路が続いているため、ベビーカー連れや足腰に自信のない方も圧倒的な景色を体感できるのが魅力です。
また、浄土平までの直通バス「浄土平スカイアクセス」が福島駅から運行開始され、マイカーなしでも気軽に訪れられるようになりました。浄土平には大駐車場(普通車500円)があり、混雑時でも早めに行けば駐車可能です。
(紅葉の見頃:9月下旬~10月下旬)
花見山公園
花見山公園は春の桜で有名ですが、秋も彩り豊かな紅葉スポットとしておすすめです。園内にはカエデやモミジが多数植えられ、坂道をのんびり散策しながら色づく木々を間近に楽しめます。途中には展望広場があり、福島市街を背景にした紅葉風景が美しく、子供連れでピクニックをする家族の姿も見られます。園内は平坦な遊歩道が整っており、車椅子やベビーカーでも安心して散策できます。
(見頃:10月下旬~11月上旬)
福島市民家園
茅葺き屋根の古民家が移築された福島市民家園では、紅葉と日本の伝統的建築が調和する情緒ある景観が魅力です。広大な里山風の園内には池もあり、紅葉が水面に映り込む逆さ紅葉も見どころの一つ。また、園内ではわら細工や芋煮会など秋の体験イベントも行われ、家族で秋の文化に触れながら紅葉狩りができます。園内には駐車場も完備されており、のんびり散策するのにピッタリです。(見頃:10月下旬~11月上旬)
あづま総合運動公園
あづま総合運動公園は全長520m以上にわたる銀杏並木が圧巻。黄金色に輝く並木道は福島市の秋の風物詩で、11月上旬になると並木から葉がはらはらと舞い落ち、地面は黄色い絨毯のようになります。園内は平坦な遊歩道が整備されており、ベビーカーや車椅子でも安心して散策できます。子供が遊べる広場もあり、家族でじっくり紅葉狩りを楽しめます。夜には「イチョウ光のプロムナード」と呼ばれるライトアップイベントも開催され、昼間とは違った幻想的な雰囲気が味わえます。
浄楽園
浄楽園は回遊式の日本庭園で、金閣寺の庭を手がけた庭師が造営した名園です。池泉に映るカエデやモミジが美しく、燃えるような紅葉が水面に映り込む風景は格別。庭園内には茶席があり、抹茶や甘味を味わいながら静かに紅葉を楽しむことができます。秋期のみ開園し有料ですが、しっとりとした美しい庭園の紅葉が堪能できる穴場スポットです。(見頃:10月下旬~11月上旬)
文知摺観音
信夫山の麓にある文知摺観音は、小倉百人一首にも詠まれた歴史ある寺院。境内は数百本のモミジに囲まれており、赤・黄・橙が混ざり合う鮮やかな秋景色が楽しめます。特に本堂脇の縁側に映る紅葉は人気で、磨かれた廊下の床に紅葉が鏡のように映り込み、幻想的な写真が撮れます。拝観者用駐車場もあり、落ち着いた雰囲気の中でゆっくり紅葉狩りができるおすすめの穴場スポットです。(見頃:10月下旬~11月上旬)
家族デートにおすすめの福島市紅葉スポット

福島市の紅葉スポットには、子供連れやカップルでゆったり楽しめる場所がたくさんあります。広々とした公園や歴史を感じる庭園、温泉街の散策など、家族やデートにぴったりのスポットをご紹介します。
あづま総合運動公園
前述の銀杏並木があるあづま総合運動公園は、広い芝生広場や遊具施設もあり、子供がのびのび遊べるスポットです。平坦な散策路でベビーカーでも移動しやすく、公園内を歩き回っても疲れにくいのが嬉しいポイント。秋にはイチョウが黄金色に染まり、子供と一緒にピクニックしながら紅葉を楽しむのに最適です。
福島市民家園
福島市民家園では、郷愁を誘う古民家と紅葉風景が家族連れに大人気。園内のわら細工体験や農家屋台の芋煮など、秋らしいイベントも実施され、子供も楽しめます。広大な敷地はゆったり歩ける散策路が整備されており、小さな子供でも安心して歩けるのが特長です。
旧堀切邸(飯坂温泉)
飯坂温泉街の入口にある旧堀切邸は、豪農堀切家の旧宅で趣深い庭園が紅葉名所です。庭園には大きなモミジが植えられており、赤や黄の葉が古民家とコラボして美しい日本情緒を作り出します。敷地内には足湯もあり、紅葉を眺めながら温泉でリラックスできるので、家族でのんびり楽しめるスポットです。
浄楽園
静かな日本庭園の浄楽園では、紅葉したカエデを眺めながら抹茶がいただけます。敷地内は段差が少なく平坦な道が整備されており、ベビーカーや車椅子でも安心して散策できるのが特徴。池に映る紅葉が美しく、秋の散策にぴったりの癒やしの空間です。
写真映えする秋の紅葉スポット

福島市周辺には写真に収めたくなる絶景スポットが充実しています。赤や黄色の鮮やかなグラデーションを美しく写せる場所をご紹介します。昼間の光はもちろん、夜間ライトアップの幻想的なシーンも見逃せません。
磐梯吾妻スカイライン
ドライブしながら紅葉を一望できる磐梯吾妻スカイラインは、早朝や夕方の光が特に美しいスポットです。展望台から眺めると、山肌を彩る紅葉と谷間の雲海が組み合わさり、ダイナミックな一枚が撮影できます。広角レンズでパノラマ風に撮影すると、秋空とのコントラストが映えます。
あづま総合運動公園
イチョウ並木の黄金色のトンネルは定番の撮影スポット。並木道に落ちた黄色い葉が絨毯のように敷き詰められ、まるで絵本の世界のような光景になります。昼間は木漏れ日、夕方は暖かな逆光、夜はライトアップと、時間帯によって異なる表情が楽しめ、絶好のフォトジェニックポイントです。
文知摺観音
多宝塔の縁側に映る「床紅葉」が有名ですが、境内全体のコントラストも魅力的です。深紅のモミジ越しに見る太陽光の光芒や、本堂前の石段と紅葉の組み合わせは、静かで凛とした雰囲気の一枚になります。拝観入口で係員に写真撮影をお願いすれば、比較的空いている時間に撮影することも可能です。
浄楽園
日本庭園ならではの趣ある景観が特徴の浄楽園では、池に映る紅葉と石橋がフォトスポットです。静かな水面に映えるモミジの赤が際立ち、伝統的な建物との調和で味わい深い写真になります。夕暮れ時はオレンジ色の光と紅葉が織りなす風情が濃厚になり、三脚でじっくり狙いたいシチュエーションです。
摺上川ダム(茂庭っ湖)
ダム湖「茂庭っ湖」を囲む山々が赤く色づき、水面にその色彩が映り込む風景はまさに絶景です。ダム湖周辺の展望台や橋の上から撮影すると、雄大な自然美をフレーム一杯に収められます。天気の良い日には強い風もなく湖面が鏡のようになっており、紅葉と空が一体化する幻想的な写真が撮れます。
アクセスと駐車場:福島市の紅葉スポットへの行き方
福島市やその周辺地域の紅葉スポットには、公共交通・車いずれでもアクセスしやすいのが魅力です。主要な見所は福島駅からバスが運行しているほか、各スポットに広い駐車場が整備されています。事前にルートを確認して、スムーズな移動計画を立てましょう。
車・公共交通機関でのアクセス
磐梯吾妻スカイラインや土湯温泉方面へは自動車でのアクセスがおすすめ。東北自動車道の福島飯坂ICから30~40分でスポットに到着します。福島駅からは直通バス「浄土平スカイアクセス」(要予約)や路線バスが運行し、山頂や温泉地まで運転せずに訪れることも可能です。
飯坂温泉街へは福島駅から路線バス、または車で約20分。あづま総合運動公園や市街地の名所は福島駅からタクシーやレンタカーで約15~20分です。公共交通利用時はバスの本数が限られるので、時刻表や直通便の運行情報を事前にチェックしておきましょう。
駐車場情報
紹介した各スポットには駐車場が用意されています。浄土平の駐車場は普通車1台500円(EV・FCVは無料)ですが、市街地の公園や散策路は無料駐車場が多めです。ただし紅葉シーズンの休日は早々に満車になるため、早朝の到着がおすすめです。
- 磐梯吾妻スカイライン(浄土平駐車場:普通車500円)
- あづま総合運動公園(無料駐車場あり)
- 福島市民家園(無料)
- 浄楽園(隣接駐車場:大人500円)
- 文知摺観音(無料駐車場)
- 花見山公園(第1駐車場:無料)
混雑を避けて紅葉狩りを楽しむポイント

春の桜と同様に、紅葉もピーク時期には観光客や交通渋滞が増えます。しかし、少し計画を工夫すれば快適に回ることが可能です。訪問時間や代替スポットを選ぶことで、混雑知らずの紅葉狩りを楽しみましょう。
訪問時間の工夫
早朝や平日など、人が少ない時間帯を狙うと混雑を回避できます。あづま総合運動公園のイチョウ並木は午前中が狙い目で、開園直後の時間帯は混雑が緩和されます。また、夕方の斜光が当たるタイミングを狙うと、鮮やかな紅葉と長い影のコントラストが楽しめます。
穴場スポットの活用
人気スポットが混み合う時間帯は、裏手にある穴場スポットを訪れるのも手です。浄楽園や文知摺観音、旧堀切邸は観光客が比較的少なめなので、ゆったり紅葉を楽しめます。また、市街地の小さな寺社や街路樹の紅葉にも良いポイントが多く、散策コースに取り入れると渋滞回避になります。
交通渋滞を避けるコツ
紅葉シーズンは国道13号や115号線など主要道路で渋滞が起こりやすいです。休日は早朝に出発したり、平日を利用したりして渋滞を避けましょう。また、バスやシャトル便をうまく利用するのも賢い方法です。最新の交通情報や通行止め情報を確認しておくと、安心してドライブできます。
まとめ
福島市の紅葉スポットは市街地から山岳までバリエーション豊かで、駐車場があるので気軽に訪れられるのが魅力です。この記事で紹介したスポットを参考に、アクセス方法や撮影ポイントを押さえて計画を立てましょう。混雑の少ない時間帯を狙えば、美しい紅葉景色をゆったり満喫できます。
下郷町ライブカメラ
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